14インチの大画面ながらクラス最軽量の「Let'snote LX3」
14インチの大画面ながらクラス最軽量の「Let'snote LX3」
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 「Let'snote LX3」は、パナソニックによる14インチのノートPCだ。最大の特徴は、14インチという画面サイズにもかかわらず軽量である点だ。最小構成の重量は約1.14kgで、14インチのノートPCとして異例の軽さを実現している。パナソニックによれば、このクラスでは世界最軽量となるという。

 これは、モバイルで大画面を使いたくとも重量の面から11インチや13インチで妥協してきた人にとって朗報といえる。基本性能の面でも、インテルの最新「第4世代Coreプロセッサ」を搭載し、高性能と長時間駆動を両立していることが期待できる。

 今回はこのLet'snote LX3を詳しくレビューしていきたい。

タッチ対応Windows 8.1モデルも登場、価格はやや高い

 今回レビューするLet'snote LX3(CF-LX3NECBR)の主なスペックを以下に示す。詳細はパナソニックのWebサイトを参照していただきたい。

CPU:Intel Core i7-4500U 1.8GHz(最大3.0GHz)
メモリー:8GB
ストレージ:256GB SSD
GPU:Intel HD Graphics 4400
ディスプレイ:14インチ・HD+(1600×900ドット)・タッチ非対応
OS:Windows 8 Pro(64ビット)

 従来のLet'snoteシリーズ同様、店頭モデル数種類のほかに、オンライン直販サイト「マイレッツ倶楽部」でのカスタマイズが可能となっている。

 店頭モデルはメモリー容量やストレージ、光学ドライブの種類によって製品構成が分かれる。ただ、実勢価格はいずれも15~20万円程度となっており、ノートPCとしては高価な部類に入るという印象だ。

 OSについて、店頭モデルはWindows 8またはWindows 8.1となる。しかし直販モデルのカスタマイズや法人向けモデルではWindows 7も選択可能で、Windows 8が導入できないビジネス環境にも対応できる。

 オンライン直販では、さらに上位となる「プレミアムエディション」が用意されている。通常の直販モデルとの違いとして、SSDの容量に512GBを選択できる。評価機の256GB SSDではCドライブに約223GBが割り当てられており、空き容量も約182GBと十分な領域があるが、さらなる大容量ドライブも選択できるのは心強い。

 他にもプレミアムエディションではオンボードで搭載するメモリーが8GBとなり、8GBのSO-DIMMを追加することで、最大16GBまでメモリーを増設できる。店頭モデルとは異なり、WiFiはIEEE 802.11acに対応する。

 なお、2013年10月1日にはLet'snote LX3のタッチ対応モデルが発表され、11月15日に発売予定となっている。このタッチ対応モデルではOSとして10月18日に一般発売予定のWindows 8.1を搭載する。タッチパネルを使いたいユーザーは、検討の価値があるだろう。ただしこのモデルは画面サイズが13.3インチ、画面解像度が1366×768ドットにとどまる。この点は注意が必要だ。

Let'snoteらしい外観、厚みはあるが軽い

 外装はLet'snoteシリーズでなじみ深い、シルバーを基調としたカラーリングで統一されている。天板には新構造の波形状のリブが採用されており、軽量かつ頑丈な構造を実現したという。薄型Ultrabookの中には満員電車で持ち運ぶのに不安を覚える機種もあるが、Let'snote LX3なら安心してカバンに入れておくことができるだろう。

Let'snote LX3の天板
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Let'snote LX3の底面
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