グーグルは2013年10月1日から、「Google Playみんなのゲーム人気投票」というイベントを実施している。これは、投票で上位に入ったGoogle Playのゲームを、本物の自動販売機からダウンロードできるイベントである。これにはGoogle Playに対する、どのような狙いがあるのだろうか。

本物の“自動販売機”を用いたPRイベント

写真1●「Google Playみんなのゲーム人気投票」の人気投票サイト
写真1●「Google Playみんなのゲーム人気投票」の人気投票サイト
ゲーム動画を見て好みのゲームを選び、投票する
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 アプリマーケットの一角を占めるGoogle Playを運営するグーグルは9月30日、日本で10月1日から実施されるイベント「Google Playみんなのゲーム人気投票」(写真1)のお披露目会を実施した。

 これは、Google Play上で配信されているAndroidスマートフォン/タブレット向けの人気ゲームのうち、100以上のタイトルの中から、ユーザーからの人気投票によって選ばれたゲームを、東京・渋谷のPARCOスペイン坂広場に設置された専用の自動販売機(写真2)からダウンロードして楽しめるというイベント。10月1日から10日まで実施されている。

 専用のWebサイト、もしくは自動販売機から投票することが可能で、2つのゲームのプレイ動画を5秒間見た後に、直感的に気になるゲームを選んで投票する仕組みとなっている。今回のイベントに先駆けて、9月13日から30日まで事前投票が実施されており、9月30日時点で約7万もの投票があったという。

写真2●ゲームがダウンロードできる自動販売機
写真2●ゲームがダウンロードできる自動販売機
投票結果上位のゲームの中から好みのものを選びダウンロードする
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 投票結果は、前述の通り自動販売機の表示に反映される。具体的には、3カテゴリの上位6タイトル、計18タイトルが1台の自動販売機に表示される形となる。会場に設置されている自動販売機は3台で、合計9カテゴリ、54タイトルがリアルの場でユーザーの目に触れることになる。

 自動販売機からアプリをダウンロードするには、目的のアプリを選択した後、NFCに対応したAndroidスマートフォンをかざすだけでよい。Google Playへのリンクが現れるので、後はユーザーが自身で無線LANもしくは携帯網経由でダウンロードする形となる。NFC非対応機種の場合はQRコードを読み取ることで同様のことができる。そのほか、Androidスマートフォンを持っていないユーザーに向けて、会場ですべてのゲームが入ったスマートフォンを貸し出すサービスも実施している。