日経BPコンサルティングが2013年8月にまとめた、「携帯電話・スマートフォン“個人利用”実態調査2013」の調査結果から、スマートフォンの普及で大きく変わる携帯電話ユーザーの実情が見えてきた。

 日本国内のスマートフォンの利用率は、2012年に比べて13ポイント伸びている。従来型の携帯電話(フィーチャーフォン)をスマートフォンが置き換えるという環境変化がすすんだことになる。こうした変化に沿うように、携帯電話を介するオンラインショッピングの市場規模はほぼ2倍に広がり、ソーシャルメディアの利用にも大きな変化が見えている。

 携帯電話事業者が提供するサービスへの総合満足度では、「携帯電話とスマートフォンの総計」ではKDDIが首位となったが「スマートホンだけ」に限るとソフトバンクモバイルがトップとなっている。ただし2013年9月から業界最大手のNTTドコモが米Appleの人気スマートフォン「iPhone」を取り扱うようになったことで、業界地図に大きな変化が起こるかもしれない。

調査概要
調査方法
Webアンケート調査
調査期間
2013年7月8日~7月16日
調査対象
全国携帯電話ユーザー(PHSを含む)とスマートフォンユーザー
回収数
4400件
※男女ともに15歳以上5歳刻みで11のセグメントに分割(65歳以上は一括)。各セグメントで200件ずつを回収し合計4400件

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