日経BP社が発足させた「ITpro EXPO ステアリング・コミッティ」。大手ユーザー企業のCIO(最高情報責任者)と主要ベンダーの経営幹部が8月21日、一堂に会し、日本企業の競争力を高めるために必要となる基本戦略を議論した。コミッティ・メンバーの大手ユーザー企業6社のCIOは、ビッグデータを活用することによる企業の成長と社会全体のイノベーションへの道筋を提言した。

(日経コンピュータ、日経情報ストラテジー、ITpro共同編集)

チームワークでデータ分析に取り組む
 阿部 吉伸 氏
 カブドットコム証券 常務執行役


データ活用のルール・法整備が不可欠
 小佐野 豪績 氏
 ヤマトホールディングス 執行役員


データサイエンティスト育成が課題
 行徳 セルソ 氏
 日産自動車 執行役員


分析をビジネスにつなげる感性が必要
 橋本 健 氏
 花王 取締役 常務執行役員


ベンダーは人材育成で協力を
 引地 久之 氏
 日本たばこ産業 IT部長


顧客の違和感を取り除くことが重要
 三澤 健司 氏
 ファミリーマート 執行役員

(氏名五十音順)

 ステアリング・コミッティ提言の内容は、ITpro EXPO 2013の初日、10月9日(水)12時から、メインシアターにおいて「ITpro EXPO 2013 ステアリング・コミッティメンバー パネルディスカッション」と題し、今後日本企業が成長する上でのビッグデータに対する期待、経営・事業戦略に生かすためのポイントや課題について議論する。

(写真:新関 雅士)