dmesg

カーネルのリングバッファの内容を出力する(1)

構文

dmesg [-c] [-r] [-n level] [-s bufsize]

オプション

-c 出力後にリングバッファの内容を消去する
-r ログレベルの数値を行頭に付けてリングバッファの内容を出力する
-n level コンソールに出力されるメッセージのログレベルを数値で指定する。数値が小さいほど出力されるメッセージは少なくなる(「-n 1」ならカーネルパニックのメッセージのみ)
-s bufsize リングバッファの問い合せに、bufsizeで指定されたバイト数を指定する(デフォルトは16392バイトだが、リングバッファのサイズを変更している場合、すべてを見るのにこのオプションが必要となる)

説明

カーネルがメッセージを出力するリングバッファ(循環バッファ)の内容を表示する(Display MESsaGe)。リングバッファに書き込まれたメッセージは、古いものから順に削除される。システム起動時に流れるカーネルメッセージの確認に役立つ。オプションを複数指定したときは、最後に指定したオプションだけが有効になる。

使用例

システム起動直後に、起動時のメッセージ(リングバッファの内容)をdmesg.logファイルに保存する。

$ dmesg > dmesg.log

リングバッファの内容から「eth0」という文字列のある行だけを表示する。

$ dmesg | grep eth0

関連事項

uname