いよいよiPhone 5Sが登場する。
米Appleは、現地時間2013年9月10日午前10時（現地時間）に米カリフォルニア州クパチーノのApple本社でイベントを開催する、と正式に発表した。同社が報道機関に送付した招待状には、iPhone 5Sを“お披露目する”というような、明快な表現は使われていない。
しかし米メディアの報道によれば、「This should brighten everyone's day.」（これですべての人の1日が明るくなるはず）という言葉と、白いAppleのロゴを青、緑、黄、赤、紫、白といった色の円が取り囲むようなデザインが描かれているという。何とも意味深長である。
実は8月の段階で既に、Appleが台湾の製造受託業者である鴻海精密工業（Hon Hai Precision Industry）に、iPhone新モデルの出荷を9月上旬に開始するよう指示した、などの報道がされていた。こうした“裏付け”もあり、期待は高まっている。日本国内では、これまでiPhoneを扱ってこなかったNTTドコモが、iPhone 5Sから販売を開始することも確実視されている。
同イベントでは、iOSの新版「iOS 7」の公開日も明らかにされる。iPhone 4以降、iPad 2以降、iPad miniとiPod touch（第5世代）のユーザーは、無償でアップデートできる。
ではiPhone 5Sはどんな“端末”なのか。様々な憶測や報道を総合すると、形状、重量など見た目は一世代前と同じだが、中身は大きくチューンアップ。31％高速で電力効率が20％向上した「A7」チップ、モーショントラッキング専用チップ、デュアルLEDフラッシュ、指紋認証チップなどを搭載。ストレージ容量128Gバイトのモデルも販売される、という噂もある。また、複数の本体カラーを用意する廉価モデル「iPhone 5C」も、同時に発表される可能性が高い。
米メディアでは、これまでのiPhoneの販売パターンから、9月13日が予約受付、20日が発売日になると予想している。これまで米Appleは、イベントの週の金曜日に予約受付を開始し、その翌週の金曜日に発売日を設定しているからだ。今年は果たしていつになる？
NTTドコモのiPhone 5S販売についての情報を追加しました。 [2013/9/6 10:25]
