ソニー・モバイルコミュニケーションズのスマートフォン「Xperia」シリーズが好調だ。NTTドコモから発売された「Xperia A SO-04E」は3カ月足らずで110万台を販売。世界的にも販売が上向いており、今やソニーグループ全体の業績を牽引する存在になっている。
7月には海外で新たなハイエンド端末「Xperia Z Ultra」を発売。特にアジア諸国で高い人気を集めるサムスン電子「GALAXY Note」シリーズに対抗すべく、6.4型の大画面液晶を採用したモデルだ。海外ではすでに大きな反響を集めているというこのモデルは、なぜこのタイミングで企画されたのか。また、ソニー自身はXperia Aの国内での大ヒットをどう見ているのか。さらに、下半期に発表されるであろう新たなフラッグシップ機はどのような端末になるのか。Xperiaシリーズ全体の商品企画を統括する黒住氏、市野氏、そしてXperia Z Ultraで新たに採用された画像処理エンジン「X-Reality for mobile」の開発を担当した小坂氏に、Xperiaの過去、現在、未来について話を聞いた。


