ソーシャルネットワークや様々な新しいオンラインサービスによって、私たちは生活に関する詳しい内容をあまりにも簡単にインターネットで共有できるようになりました。クリック、投稿、メッセージ送信の操作をするだけで、プライバシーを危険にさらすのに十分な個人情報を暴露するほど、自分自身について公開してしまい、なりすまし犯罪にあう可能性が高くなります。

 インターネットを使用する青少年には、過剰な情報(Too Much Information、TMI)を投稿しないように気を付けることを教えておかなければなりません()。

図●過剰な情報(Too Much Information、TMI)
図●過剰な情報(Too Much Information、TMI)
マカフィーが作成した「TMI」に注意喚起を促す資料から抜粋した
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 ハッカーは、あなたがオンラインで投稿した情報を利用して、電子メール、ソーシャルネットワーキング、金融口座へのアクセス手段を引き渡すように巧みに誘います。そして時には、あなたがオンラインで投稿した情報を利用して、アカウントのパスワードをリセットし、あなたがアカウントにアクセスできないようにすることもできます。なぜならペットの名前や母親の旧姓は、オンラインサイトのセキュリティに関する質問である場合が多いからです。

 出身小学校、好きな食べ物、新婚旅行の行先、小学1年のときの担任、父親のミドルネーム、母親の旧姓、子どもの名前、誕生日、休暇の行先、高校生のときのボーイフレンドやガールフレンド、自宅の電話番号、携帯番号、さらには電子メールアドレス。こうした情報はすべて、信じられないかもしれませんが、残念なことにTMI、過剰な情報です。