米国の青少年は、ソーシャルメディアの普及とオンラインコンテンツのモビリティの向上によって実現した、常時接続の世界に暮らしています。基本的な問題は、プライバシーが重要ではない、または意味のないものであると彼らが考えていることです。これは実際に、プライバシーが必然的に伴うものに対する認識の甘さに端を発しています。

 最も憂慮すべきことは、彼らが特定の種類の情報を進んでオンラインで共有する範囲です。こうした情報は、多くの場合で赤の他人も目にすることができます。

 共有することにより、常に善良な意図を持つとは限らない大人によるデータマイニングの標的として身をさらすことになります。

 青少年(10~23歳)の大多数(86%)は、ソーシャルサイトが安全であると信じており、彼らの保護者も同意しています(85%)。しかしながら、保護者と青少年のどちらも、個人情報をオンラインで共有することは危険を伴うと認識しています。

 ティーン(13歳から19歳)は、保護者がその存在を知らない可能性のあるソーシャルメディアサイトを使用しています。青少年の95%は、少なくともソーシャルメディアのアカウントを1つ所有しています()。

図●米国の青少年が使うソーシャルメディア
図●米国の青少年が使うソーシャルメディア
[画像のクリックで拡大表示]

危険を冒す

  • 青少年の86%が、ソーシャルサイトが安全であると考えているので、電子メールアドレス(50%)や、デート相手などの個人的活動(31%)といった個人情報を投稿し続けています
    • 電子メールアドレスの投稿を把握している保護者はわずか17%、デート相手などの情報を共有していることを把握している保護者は12%のみです
  • 18~23歳の4分の1以上は、酔っているときに写真を投稿しています