7月中旬に開催したパートナー企業向けカンファレンス「Microsoft Worldwide Partners Conference 2013」で、クラウドサービス関連の最新情報やWindows Azureの新機能などを発表しました。一方、日本国外のデータセンターで提供されているクラウドサービスを利用する際の解釈が公開され、許可申請の要否が明確になりました。
Active Directoryの機能拡張、SQL DBのプレミアム版を公開
全世界のマイクロソフトパートナー企業に向けたカンファレンス「Microsoft Worldwide Partners Conference 2013」を米ヒューストンで2013年7月7~11日(現地時間)で開催しました。マイクロソフトの“Cloud First”のソリューションを展開するためのクラウドサービス関連の最新情報などを発表し、Windows Azureの新機能なども発表しました。
Windows Azure Active Directory Application Access Enhancementsプレビュー公開
Windows Azure SQL Databaseプレミアム版の提供をアナウンス
占有のサーバー領域でWindows Azure SQL Database(SQL DB)を稼働させる「Premium」と呼ぶサービスを発表し、より強力で可用性の高いデータベースサービスを提供します。こちらは間もなく招待制プレビューで利用できるようになります。
Power BI for Office 365公開
Office 2013のアドオンとしてプレビュー公開してきた“Data Explorer”と”GeoFlow”を含むBI(Business Intelligence)機能がクラウドベースのOffice365で利用できるようになります。Excelからさまざまなデータにアクセスして分析する「Power Query」(コードネーム“Data Explorer”)は、Windows Azure HDInsight のHadoopクラスターにも接続できます。Power Map(コードネーム“GeoFlow”)により、データを地図上にマッピングして2D/3D(2次元/3次元)表示することが容易にできます。
Windows Server 2012 R2とSystem Center 2012 R2のプレビュー公開
R2プレビュー版の公開に併せて、Windows Azure仮想マシンでも、Windows Server 2012 R2 Preview のイメージを用意しており、すぐに試用や検証ができるようなっています。
WPC2013では、プライベートおよびハイブリッドクラウドのソリューションを推進するための「Cloud OS Accrelerate Program」がマイクロソフトと主要パートナーにより発足したことや、Windows Intuneの30%値下げも発表しています。
●関連情報
[Partners in the cloud for modern business](The Official Microsoft Blog)
[Announcing Power BI for Office 365](Office News Blog)
[Microsoft Worldwide Partners Conference 2013 Web サイト]