2013年6月18日、米国から名うてのデータサイエンティストが来日した。それに合わせて、日本を代表する2人のデータサイエンティストとの合計3人による「頂上座談会」を緊急開催した。その時の様子を4回にわたって特集する。

 集まったのは、米EMCグループの米Pivotal(ピボタル)でデータサイエンスサービスのグローバルヘッドを務めるアニカ・ヒメネス氏、日本からはアクセンチュア経営コンサルティング本部の工藤卓哉シニア・プリンシパル アクセンチュア アナリティクス統括、そして大阪ガス情報通信部ビジネスアナリシスセンターの河本薫所長である。

 お互いに多少の面識はあったものの、2時間かけてじっくりと話し込むのは今回が初めて。工藤氏と河本氏は米国での勤務経験があって英語が堪能なので、今回の座談会は全て英語で語り尽くした。3人は互いをリスペクトしながら、普段は口にできない本音まで、プロフェッショナル同士でぶつけ合った。

 データサイエンスに賭ける各自の思いやデータサイエンティストの確保と育成、求められる素養、分析の原動力、そして日米の企業に必要とされるデータサイエンスの重要性などを、包み隠さず打ち明けた。

 日米代表のトップデータサイエンティストによる熱い討論が、今まさに始まる。

 なお、司会進行はITproの川又英紀が務めた。

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