日本版バイブリッドテレビ仕様「ハイブリッドキャスト」とは(後編)

2013/06/28
隅倉 正隆=IT・放送技術コンサルタント (筆者執筆記事一覧

 IPTVフォーラムは、インターネットを活用した次世代の放送通信連携放送サービスを提供するためのシステム基盤であるハイブリッドキャスト(Hybridcast)の技術仕様を策定し2013年3月に公開した。また、ARIB(電波産業会)は、IPTVフォーラムが策定した本仕様をベースに、デジタル放送でのハイブリッドキャストの提供を可能とするために、関連する標準規格の改訂を行い、2013年3月に公開した。なお、NHKでは2013年中にこのハイブリッドキャストサービスの試行的サービス開始を予定している。

 前編ではIPTVフォーラムとARIBが策定したハイブリッドキャスト仕様の概要について解説した。後編では、先日開催された「NHK技研公開2013」で展示されたNHKおよび民放が想定するデジタル放送でのハイブリッドキャストサービスについて報告する。

NHKが提案するハイブリッドキャストサービス

写真1●ハイブリッドキャストのホーム画面
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写真2●「TV60みのがし・なつかし」アプリ画面
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写真3●「アクティブ番組表」アプリ画面
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 NHKは、2013年中に開始を予定しているハイブリッドキャストサービスに向けて、様々なデモを紹介した。現在のデジタル放送でも画面上にデータ放送コンテンツをオーバーレイ表示することが可能であるが、あまり利用されていない。しかし、NHKが今回展示したハイブリッドキャストの「放送マネージドアプリ」の事例では、画面左に様々なアプリケーションのアイコンを画面上にオーバーレイ表示したホーム画面を紹介した。

 ホーム画面からアクセスできるアプリは、画面の下には最新ニュースのタイトルがオーバーレイでティッカ表示し、気になるニュースのタイトルを選択するとニュースの本文を見ることができる「スクロールニュース」、見逃したドラマや過去に放送された番組を検索して3分のサマリーを無料で視聴することができる「TV60みのがし・なつかし」、NHKの4チャンネルの過去30日分と未来の8日分の番組表を見ることができる「アクティブ番組表」といいった各アプリから構成されている。なお、「アクティブ番組表」のデモでは過去に放送した番組表内から見逃した番組のVOD視聴はできないが、将来はこのアクティブ番組表から見逃したNHKの放送番組を見ることも可能になるという。なお、これらのアプリは、タブレット端末でも利用することができる(写真1,2,3)。

放送外アプリも紹介
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