「スマホ時代の本格到来でネットワークの設計思想が変わる」「小セル化(スモールセル)がトラフィック対策の鍵を握る」「他社に先駆けてLTE(Long Term Evolution)を150Mビット/秒に増速する」---。2013年5月に携帯各社が相次いで開催した夏モデル発表会では、主役であるはずのスマートフォンの話題はそこそこに、むしろスマートフォンを支えるネットワークにフォーカスが当てられた。各社は「つながりやすさ」を強調し、ネットワークこそ最大の競争ポイントとして力を入れるようになったのだ。本特集では、全事業者LTE時代に入った今、モバイルネットワークで何が起きているのか、その競争の裏側に迫る。

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