Windows Azureモバイルサービスの機能を強化し、データテーブルに付属しないカスタムAPIの作成と公開を可能にするなど利便性を高めました。さらにWindows Azure SQLデータベースが無料で利用可能になり、プレビュー公開したWindows Azure Active Authenticationにより多要素認証の導入が可能になりました。
Windows Azureモバイルサービスの機能強化
2013年6月14日にWindows Azureモバイルサービス、および関連サービスのアップデートを発表し、さらに機能を強化しました。
Windows Azureモバイルサービス:カスタムAPIの作成と公開
Windows Azureモバイルサービスのバックエンド側の処理として、データテーブルに付属しないカスタムAPIの作成と公開ができるようになりました。これにより、Windows Azure SQLデータベース以外にもWindows Azureテーブルや他のデータベースサービスを利用したり、データベース操作と関連しないバックエンド処理(キューやサービスバスとの統合、Windowsストアアプリのタイルなどを更新する定期的な通知である「Windows Periodic Notification」などのカスタム通知、Windows Azure BizTalkサービスなどを利用したリクエストのルーティングなど)ができるようになります。
このカスタム APIはNode.jsによるサーバーサイドJavaScriptを利用するほか、node NPMパッケージも利用できます。.NETによるカスタムAPIにも対応予定です。
Windows Azureモバイルサービス:ローカルGitによるソース管理
Windows Azureモバイルサービスのソース管理としてローカルGitを利用できるようになりました。また、ローカルGitに追加したNPMモジュールをそのままWindows Azure側にインストールできます。