各アプリマーケットには、既に数十万ものアプリが提供されているが、最近のスマートフォン利用者の増加もあり、今後もさらにアプリが増えていくことが予想される。だが最近の傾向を見ていると、どのジャンルのアプリも一律に増えているわけではなく、増加するアプリジャンルには偏りが見られるようになってきた。

 では実際、カテゴリによって、新しく追加されているアプリの数にはどれ程度の違いが出ているのだろうか。Google Playの「人気の新着」から確認してみよう。

「人気の新着」から急増しているジャンルを確認

 既に多数のアプリが提供されているアプリマーケットだが、そこに提供されるアプリの数は現在も増加傾向にある。スマートフォンの人気を背景として、アプリの増加はとどまるところを知らないようだ。

 だが最近のランキングの傾向を見ていても、新しく登場するアプリにはある程度偏りが見られるようになってきた。前回も触れた通り、現在アプリマーケットで人気となっているのはゲームアプリであり、その数は他のジャンルのアプリと比べても際立って多い印象を受ける。

写真1●Google Playのカテゴリ別「人気の新着」は、パソコンからではなく端末上から確認できる
写真1●Google Playのカテゴリ別「人気の新着」は、パソコンからではなく端末上から確認できる
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 では実際のところ、各カテゴリにおいて、どれくらいの数のアプリが新たに投入されているのだろうか。今回は、Google Playの各カテゴリにおける「人気の新着」(写真1)ランキングにフォーカスを当て、どのカテゴリのアプリが、どれくらい増加しているのかを確認する。

 ちなみに各カテゴリの「人気の新着」は、Web版のGoogle Playからは確認できず、Google Playのアプリ上でのみ参照できる仕組みとなっている。総合ランキングの「人気の新着」同様、有料・無料版が用意されており、対象アプリのうち最大500アプリが掲載されるようだ。掲載対象期間は総合ランキングと同様、1カ月前後のようだ。

 そこで今回は、各カテゴリの「人気の新着(有料)」「人気の新着(無料)」にランクインしているアプリの数を集計して比較する。Google Playは端末上から参照した場合、機種によって利用可能なアプリ数が変化してくる。今回はNTTドコモの「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」を使用した結果である。その旨ご了承頂きたい。