我らプロフェッショナル 世界を元気にする100人
目次
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「データが語り、予測は当たる」~大路延憲氏・花王情報システム部門統括付部長
「予測はピタリと当たるのかと聞かれれば、それは難しい。だが一定の誤差の範囲内であれば予測は当たる」花王の大路延憲情報システム部門統括付部長はこう語る。大路氏は全社のSCM(サプライチェーン管理)再構築プロジェクトに参画し、新製品の需要予測などデータに基づく業務プロセスの再設計を推進してきた。
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「オープンソースを使って起業する21世紀型エンジニアライフスタイルを目指そう」~今村謙之氏・台湾 工業技術研究院研究員、OESF CTO
今村謙之氏は現在、台湾の次期産業のための基礎研究を進める「工業技術研究院」の研究員として、Google Glassのようなメガネ型ウェアラブルコンピュータのためのソフトウエアの開発を支援中だ。オブジェクトに近づけば大きく映るようなAR技術を使い、Google Glassの一歩先を行く3次元的な表示…
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「私は生涯、自作派です」~るかぽんさん・漫画家
「ギガバイ子」ちゃんをご存知だろうか。マザーボードやグラフィックスボードを販売する日本ギガバイトのマスコットキャラクターだ。ギガバイ子ちゃんは同社の製品に宿る“サポート仙女”で、パーツの数だけ存在する。社名を冠した直球過ぎるネーミングも相まって人気が高まった。
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「自立したシステムが必要、補助金ありきから脱却を」~熊井達氏・慈泉会相澤病院システム部部長
「医療のシステムであっても収益性の視点が必要。収益性の視点を欠くと、補助金ありきのシステムになってしまい、補助金が打ち切られたら運営が立ち行かなくなる。そうなれば、せっかく投入した貴重な税金が無駄になる」。慈泉会相澤病院の熊井達システム部部長の持論である。
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「欲しい出版社を自分で作った」~高橋征義氏・達人出版会 代表取締役/日本Rubyの会 代表理事
勤務していた会社を辞め、たった一人で「達人出版会」という電子書籍専門の出版社を作ったソフトウエア技術者がいる。高橋征義氏は達人出版会の代表取締役を務めるとともに、プログラミング言語Rubyの利用者や開発者の支援組織「日本Rubyの会」の代表理事という顔も持つ。
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「メモをしなくても頭の中にずっと残っている言葉が大事」~佐藤可士和氏・アートディレクター
まず1枚の図を見ていただけるだろうか。これはアートディレクターの佐藤可士和氏にインタビューしたとき、佐藤氏が話しながら自ら描いてくれたものだ。図の中央にいる「士」が佐藤氏である。
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「今は組織を小さくすることが賞賛に値する」~ヴィヴェク・クンドラ氏・前米連邦CIO
英国の政治学者パーキンソンが歴代の英国政府の観察を通して看破した法則「役人の数は仕事の量とは無関係に一定の率で増加する」は、各国で財政危機が叫ばれる中、さすがに盤石ではなくなってきたように思う。とはいえ、政府に限らず、組織のトップが組織を大きくしようとする傾向は今も昔も変わらない。
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「ユーザーニーズを超えた技術に警鐘を鳴らしたい」~戸田 覚氏・ビジネス書作家
ビジネス書作家の肩書きを持つ戸田覚氏だが、人によってはIT・デジタル関連製品の評論家、レビューアーとしての方が通りがいいかもしれない。
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「誰かがやらなければならない」~遠藤紘一氏・政府CIO
「誰かがやらなければならない。リコーで業務プロセスを改革してきた私の経験をここで生かすべきだと覚悟を決めました」。リコー元副社長の遠藤紘一氏は2012年8月、政府の情報システムを統括する最高責任者、政府CIOに就任した。
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「システムは動き続ける。そのことをどこまで考えるか」~茂岩祐樹氏・DeNAのシステム基盤責任者
ディ・エヌ・エー(DeNA)のネットサービスを長年にわたり支え続ける。システム基盤の責任者、茂岩祐樹氏の仕事はそれだ。DeNAのようなコンシューマー向けサービスは、ある日突然、利用者数が急増することがある。利用者急増の修羅場を潜り抜けた経験を持つ茂岩氏に、ITエンジニアがなすべきことを聞いたことが…
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「アフリカのどこかで使われているシーンが頭に浮かんだんだ」~平野洋一郎氏・インフォテリア社長
「アフリカのどこかの国の街中でパソコンをのぞいたら、ウチの会社のソフトが動いている」。会社を創ったとき、ソフト会社インフォテリアの創業社長である平野洋一郎氏の頭には、こんなシーンが浮かんだという。
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「クールなテクノロジーを開発し、10億人の人生を変える」~ジェームズ・チェン氏・楽天執行役員
「クールなテクノロジーを開発して、世界史に自分の名前を刻みたい。ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズのようにね。10億人以上の人生に影響を与えるのが目標だ」。自信を見せつつこう語るのは、楽天執行役員のジェームズ・チェン氏だ。楽天の三木谷浩史社長はチェンのことを「スーパーエンジニア」と絶賛し、楽天市場…
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「データ分析とソフトウエアの会社になります」~ジェフ・イメルト氏・米ゼネラル・エレクトリック(GE)会長兼CEO
家電からエネルギーまで多角的な事業を掲げるGEを引っ張るイメルトCEO(最高経営責任者)は最近、メディア事業を完全売却したことに加えて、金融事業の分離構想も明かした。
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「性格的に試行錯誤が好きなんです」~栗原一貴氏・SpeechJammer共同開発者
おしゃべりな人を黙らせる銃の形をした装置「SpeechJammer」をご存知だろうか。このユニークな装置をはこだて未来大学の塚田浩二准教授と共同開発したのが、産業技術総合研究所の栗原一貴主任研究員である。2人は、ユニークな研究を表彰するイグノーベル賞を2012年に受賞して話題になった。
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「PCパーツの買い過ぎに家族もあきれ顔」~与謝野馨氏・元衆議院議員
2012年に衆議院議員を引退した与謝野馨氏は、政界きってのコンピューター通であり、自作PCマニアでもある。代議士という職業からは想像しづらいが、PCを自作する時間を競う「ニコニコ動画」のイベントに出演するなど、自作PC業界を盛り上げるのに一役買った。
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「ITサービスの改善に終わりはない」~小林賢也氏・東京海上日動システムズ ITサービス本部長
「オープン系のサーバーを大量導入したころは、開発メンバーとしてシステムを次々に作っていた。しかし、次第に開発に専念できなくなった。稼働後のシステムにトラブルが発生し、原因追及や対策に追われるようになったからだ」。
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「カバレッジ100%を強制、テスト文化を根付かせた」~古賀和幸氏・エムティーアイ上席執行役員CTO
「コードカバレッジ100%を強制します」エムティーアイ上席執行役員CTOの古賀和幸氏は3年ほど前、こう宣言した。コードカバレッジとは、ソースコードに対してテストが実施された割合を示す数字である。
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「プログラミングは世界のどこにいてもできる」~酒徳峰章(クジラ飛行机)氏・スーパークリエーター
酒徳峰章氏は「楽しく役に立つツール作り」を軸に活動しているフリーランスのプログラマーである。2004年度にIPA(情報処理推進機構)の「未踏ソフトウエア創造事業(未踏ユース)」で「スーパークリエーター」に認定された経緯から、この肩書きで活動している。
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「日本のJavaコミュニティと世界をつなぐ架け橋に」~寺田佳央氏・日本オラクルシニアJavaエバンジェリスト
「なんでエバンジェリストをやっているのですか」とインタビューの際に素朴な疑問をぶつけてみた。寺田佳央氏は笑いながら「よくその質問をされます。Javaがオープンで心底好きな技術だからです」と答えてくれた。
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「大事なのは人・プロセス・ツールの三位一体」~柴田英樹氏・富士フイルムコンピューターシステム ITインフラ部部長
「運用の安易な自動化は危険。人とプロセス、ツールの三位一体が大事だ」――。こう警鐘を鳴らすのは富士フイルムコンピューターシステムでシステム事業部 ITインフラ部部長を務める柴田英樹氏である。
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