我らプロフェッショナル 世界を元気にする100人
目次
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「運用に必要なのは高度なマネジメント能力だ」~上野耕司氏・JUAS ITサービスマネジメント研究会長
「情報システムの運用は、高度なマネジメント能力を要し、重要かつ難易度の高い業務領域だ」。日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)でITサービスマネジメント研究会長を務めるJX日鉱日石インフォテクノの上野耕司氏(システム統括部副部長兼システム統轄グループマネージャー)はこう強調する。
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「データ分析オタクになってはいけない」~渋谷直正氏・日本航空1to1マーケティンググループ主任
日本航空(JAL)にはビッグデータ分析を専門に手掛けるデータサイエンティストがいる。それがWeb販売部1to1マーケティンググループ主任の渋谷直正氏だ。
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「標準化は世のため、人のため、日本のため」~釼吉薫氏・ETSIボードメンバー/ITU-T SG11副議長
NEC Europeに勤務する釼吉薫氏は日本人として初、そして現在唯一のETSI(European Telecommunications Standards Institute)ボードメンバーである。釼吉氏は2011年11月に選出されており、2012年から2014年までその任に就く。ETSIは欧州…
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「頑張らないで“できる”方法を考える」~佐藤賢治氏・佐渡総合病院外科部長/佐渡地域医療連携推進協議会理事
「努力は必要だし、頑張らなければならないこともある。でも、自己満足や押しつけの努力や頑張りでは、何も変わらない。状況を悪化させることもある。一番いいのは、誰もが頑張らなくても済む方法や仕組みを作ること」。新潟県にある佐渡総合病院外科部長の佐藤賢治氏は、淡々とした口調ながらも、熱い思いを秘めた眼差し…
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「これからは『読み・書き・プログラミング』の時代」~石原淳也氏・つくる社CEO/CoderDojoボランティア
「あー、ここ分からないや」「そこは、これこれこうして……」――。子供向けに定期的に開催されているプログラミング教室「CoderDojo」での一幕だ。参加する子供は小中学生である。毎回3~4名が参加し、HTMLやJavaScript、教育用プログラミング環境のScratchなどを勉強している。
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「コンピュータの視点は純粋。ただし判断が完璧というわけでもない」~渡辺明氏・将棋棋士 竜王・棋王・王将
2013年3~4月にかけて開かれた、プロ棋士5人と5種類のコンピュータ将棋ソフトによる団体戦「第2回電王戦」はプロ側から見て1勝3敗1分けという結果に終わったが、大いに話題となった。そうした中、第2回電王戦を観戦した第一人者の渡辺明竜王・棋王・王将は「コンピュータの視点は純粋ですね」と記者に語った…
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「“1000倍高速”なら世界は変わる」~喜連川優氏・東京大学生産技術研究所教授、国立情報学研究所所長
「誰が考えても、情報がべらぼうに多くなることは確か。じゃ、べらぼうに多いとは、どれくらい多いのだろう。今より10倍多いというのは、多いうちに入らない。僕らが考えるのは、ユニット(単位)が変わるところ。キロからメガ、メガからギガと1000倍になると、根本的に世界が変わる。だから、ゴールとして1000…
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「Excelで画家の仲間になれた」~堀内辰男氏・パソコン画家
「ほかの人がグラフをきれいに描いているのを見て、Excelで絵が描けそうだと思った」──。そんな単純な発想から、堀内辰男氏はExcel画家になった。仕事ではExcelをあまり使っていなかったが、定年退職を目前に「新しいことがしたい」とパソコンを購入。2000年頃からExcelで絵を描き始めた。
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「異常に細かいのにびっくり」~野本哲夫氏・イメージセンサー開発者
日本のIT・デジタルの製品の中で今、世界的に「最強」なものはどれか。筆者は迷わずカメラに使われる「イメージセンサー」を挙げる。特に「Exmor」と呼ぶソニーの裏面照射型イメージセンサーは、日本のデジタル製品が苦戦を強いられているの中で他の追従を許していない。そのExmorを開発したのが、ソニーの野…
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「ハイブリッドキャストは広がりをもたらす」~加藤久和氏・日本放送協会 メディア企画室 専任局長
「ハイブリッドキャストは広がりをもたらすものです」。日本放送協会(NHK)メディア企画室の専任局長の加藤久和氏に、ハイブリッドキャストが日本の放送にもたらす影響を尋ねたところ、こんな答えが返ってきた。
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「IT業界にいた人は使えない」~二ノ宮良夫・ティーピクス研究所所長
「うちの会社もソフトウエア開発者を必要としていて、経験者を中途採用したことが何度もありました。でも、みんなものにならない。やめてっちゃう。続いたのは長くて1年くらいかなあ」。ティーピクス研究所の所長である二ノ宮良夫氏はこう語る。
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「実践あるのみ。理屈なんて後付けです」~生川慎二氏・社内社会企業家
ICTで社会課題に挑む――。ICT関連の展示会などでよく目にするフレーズだ。著者がこうしたフレーズを見たときに真っ先に思い浮かべるのが生川慎二氏である。
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「ビッグデータと機械学習が情報活用のパラダイムを変える」~森正弥氏・楽天執行役員
「精緻なモデルを追求するよりも、そこそこのモデリングで、とにかく大量のデータを使ってパターンを発見し、機械学習させた方が高精度なシミュレーションモデルが出来上がる。このようなデータ活用法が生まれたことが、ビッグデータによる情報活用の新たなパラダイムだ」。楽天の執行役員で楽天技術研究所長と開発アーキ…
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「イノベーションを起こしたいのなら自分たちの市場の枠を越えていくしかない」~野村恭彦氏・フューチャーセッションズ代表取締役
「今の時代、本当にインパクトを与えるようなイノベーションを起こそうというのであれば、自分たちがこれまで商品やサービスの対象としてきた市場の枠をいったん越えていくしかない」。フューチャーセッションズ代表取締役の野村恭彦氏はこう語る。
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「勉強でも仕事でも人のためになることをやりたい」~浅井智也氏・モジラジャパン エバンジェリスト
エバンジェリストの仕事は、製品や技術を一般のユーザーや企業に分かりやすく解説することだ。「夢を見せるエバンジェリスト」を自称する浅井智也氏はモジラジャパンで、ブラウザーFirefoxをはじめとする米モジラ製品や、モジラ以外の最新Web技術を紹介している。
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「1日30分、自分の未来に投資する時間をとろう」~齋藤正勝氏・カブドットコム証券代表執行役社長
齋藤氏はシステム会社の運用担当者からスタートし、東証一部上場企業の社長まで上り詰めた。その原動力になったのは、日々学び続ける姿勢である。タイトルの言葉は、記者が日経コンピュータの編集長時代にインタビューした際に、若いITエンジニアにアドバイスを頂きたいと向けたときに出た言葉である。
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「ITのトラブルで人は死なない。どんなクレームが来ても応えた」~服部照久・スリーセブンワークス代表取締役
年をとってからだって「本気で学びたい」という意欲と強い意志、そして行動力さえあれば、たくさんの知識を吸収してITやデジタルの世界で輝くことは可能だ。このことを強烈な印象を伴って教えてくれたのが、スリーセブンワークスの服部照久氏である。
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「よいサービスを安く提供、将来はサービス格付け機関に」~白石徳生氏・ベネフィット・ワン社長
「商品はよいものが多く売れている。でもサービスはよいから売れるとは限らず、コマーシャルなどで有名になったものが売れている。それはおかしい」。こう指摘するのが、旅行やスポーツ、育児介護など様々なサービスを提供する会員制の総合福利厚生サイト「ベネフィット・ステーション」を運営する、ベネフィット・ワン社…
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「25ドルのコンピュータがあればで子供達が遊べる」~エベン・アプトン氏・Raspberry Pi財団設立者
「こんなコンピュータを25ドルで実現できれば、子供達が自由な発想でプログラミングできるようになります」発売から1年強で120万台を出荷した名刺大の格安PCボード「Raspberry Pi」を、エベン・アプトン氏が開発したきっかけは冒頭のメッセージを全世界に発信してしまったことだった。
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「IPの延長ではない、大胆な発想のネットワーク技術が必要」~中尾 彰宏・東京大学大学院情報学環 東京大学准教授
東京大学大学院情報学環 東京大学准教授の中尾 彰宏氏が開発したプログラムブルスイッチ「FLARE」。FLAREは既存のルーターやスイッチでは不可能な処理を実現できる。FLAREの設計思想を中尾氏は「データプレーンのプログラマビリティーこそが重要」と説明する。
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