スコラ・コンサルトの柴田昌治氏にとって、組織風土改革はライフワークだ。「私は人生を賭けている」と言い切る。何が柴田氏をそこまで駆り立てるのか。

 その問いにシンプルに答えるならば、「企業が抱える問題の根本原因がそこにあるからだ」という。そのことに気づいていない人があまりにも多すぎるとも指摘する。

 下の写真でいえば、氷山の上だけを見て問題だと言う企業が多いということだ。

スコラ・コンサルトの柴田昌治氏
(写真:木村 輝)
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 そういう企業に限って「組織風土を変えるのは無理だというところから出発し、業績悪化や不祥事が起きると組織風土が問題だと叫ぶ」。しかし、柴田氏の経験からいえば、組織風土は変えられる。