写真1●NTTドコモ代表取締役社長の加藤薫氏
写真1●NTTドコモ代表取締役社長の加藤薫氏
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 NTTドコモは、大手携帯電話事業者3社のうち2番目となる5月15日に夏モデル発表会を開催した(関連記事)。

 NTTドコモが発表した全11機種のうちスマートフォンは9機種だが、そのうち2機種を「ツートップ」として大幅に優遇する施策を発表。携帯電話事業者が特定のメーカーを意図的に優遇することの是非が話題となった。


夏モデル新機種はツートップを中心に発表

写真2●GALAXY S4とXperia Aを夏モデルのツートップと位置付けた
写真2●GALAXY S4とXperia Aを夏モデルのツートップと位置付けた
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 NTTドコモの夏モデルスマートフォン9機種のうち、ツートップとして特別に優遇されるのが韓国サムスン電子の「GALAXY S4 SC-04E」と、ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia A(エース) SO-04E」だ(写真2)。

 たしかに前回の春モデル発表会においても、「Xperia Z」と「Xperia Tablet Z」の組み合わせを「一押し」と明言し、展示会場においても専用アクセサリーを多数展示するなどの差別化を図った。今回のツートップは、この流れをさらに強化したものとみられる。

 夏モデル発表会に併設された展示会場には、GALAXY S4とXperia Aのために大きなブースが設営されていた(写真3)。一方、その他の夏モデルはその周囲を取り囲むように配置され、明確な差別化が図られた。他にも配布するカタログやWebサイト、街頭広告(写真4)に至るまで、NTTドコモの夏モデルではツートップが優先して露出する。

写真3●夏モデル発表会の展示会場
写真3●夏モデル発表会の展示会場
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写真4●街頭広告にもツートップを採用
写真4●街頭広告にもツートップを採用
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