Windows 8には、一般的なスマートフォンと同じように、通知の機能がある。Windows 7までは、タスクバーの通知領域にトースト表示というのが一般的だったため、別の作業中に新しい情報を知ることができるので重宝していた。ところが、Windows 8は、ロック画面にもストアアプリからの通知が表示される。また、通知ではないが、スタートスクリーンに並ぶアプリのタイルの多くはライブタイルをサポートし、最新の情報の一部をそこに表示することができる。
職業柄、ベンダーなどの記者会見に出席することが多いのだが、これらの会見ではプレゼンテーションにPowerPointなどのアプリが使われる。それはそれでいいとして、本番直前まで、生のデスクトップが表示されていたりすることもあり、そうすると、通知領域にショートメッセージやメールの新着通知が表示されたりして、その内容によっては苦笑してしまうことがある。
少なくとも、何らかの形で人の目にふれる可能性があるパソコンでは、これらの通知はオフにしておいた方がいいだろう。特に、企業で使われるパソコンでは、メールの新着通知や次の予定件名が人の目に触れただけで、セキュリティ的にアウトになってしまうこともある。
ロック画面もライブタイルも通知はオフに
ロック画面への通知については、Windows 8のPC設定で、それをオフにすることができる。また、ライブタイルについては、個々のアプリのタイルを右クリックすると表示されるアプリケーションメニューを使ってオフにできる。
基本的に、作業をしようとしてパソコンに向かったときに、常用しているコミュニケーション系のアプリに新着がゼロということはまずない。だから、それをあえて知らせてもらわなくても特に困らない。特に、企業内で使われるパソコンについては、万が一に備えて、これらの通知はオフにしておくのが賢明だ。ロックされているから安心といって、放置したパソコンのロック画面に、重要な情報がさらされてしまっているでは意味がない。
フリーランスライター