株高や円安などにより、国内の景況感が好転している。これまで長きにわたり、多くの日本企業は強い向かい風の中を進んできた。風向きが追い風に変わった今こそ、事業のグローバル化や新規事業の創出といった「攻め」のアクセルを踏み込むときだ。

 ユーザー企業のシステム部門は、こうした経営環境の変化を的確にとらえながらIT戦略を立案・遂行していく必要がある。そこで本連載では、日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)の最新の調査結果「企業IT動向調査2013」を基に、2013年度のIT戦略の鍵となるテーマを紹介する。

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