日本にWindows Azureのデータセンターが開設される計画が発表されました。また、米日のマイクロソフトが岡山県と協定を結び、災害発生時にクラウド技術を活用して自治体の活動を支援することを決めました。さらに日立製作所のテレマティクス関連データの分析/加工/配信サービスにWindows Azureが採用されました。さまざまな分野にWindows Azureの活用が広がっています。

Azureデータセンターの追加計画を発表、日本国内2カ所で稼働(5/23)

 Windows Azureは、現在世界で8カ所のデータセンター、および24カ所のコンテンツ配信用エッジサーバーでサービスを提供していますが、このたびデータセンターが追加され、日本にも新しくWindows Azureのデータセンターが開設される計画が発表されました。

 現在の米国/欧州/アジアの3カ所の主要地域(Major Region)に日本が追加されます。また、Japan RegionにはJapan EastとJapan Westという、2つのSub Region (サブ地域)が含まれ、Windows Azureストレージで“地域冗長(geo-replication)”と呼ばれる自動バックアップを行う先として、お互いにレプリケーションを行います。これにより、Windows Azure上にホストするデータを、バックアップを含めて日本国内で保持することが可能になります。

 また、オーストラリアへのデータセンター追加と、21Vianet社へのライセンス提供による中国でのWindows Azureプレビュー公開が発表されました。アジア太平洋地域のデータセンターが強化されることになります。

[「Microsoft Windows Azure」の国内ビジネス強化に向けて 日本リージョンの開設計画を公開](Microsoft News Center)
[Windows Azure expands Downunder](The Big Picture - Microsoft Australia Blog)
[Public preview of Windows Azure, operated by 21Vianet, to be available in China in June](Microsoft News Center)
[セキュリティセンター: プライバシー - 顧客データの場所](Windows Azure webサイト)
[Windows Azure CDN Node Locations](Windows Azure website)