Windowsには、古くからLANで接続されたコンピュータ同士で、簡単にファイルを共有する機能があった。もちろん、Windows 8も同じファイル共有機能を備えるが、Windows RTの場合だけ、すぐに利用することはできず多少準備が必要になる。一方で、Windows 7から採用された新しいネットワーク「ホームグループ」への参加や新規作成は、Windows 7より簡単に操作できるように工夫されている。

 今回のWindows 8道場は、LANを使ったファイルの共有方法と、ホームグループの設定手順について紹介する。

共有オプションを設定する

 最初に、Windows 95の時代から利用されてきた、LANによる共有設定の方法を紹介しよう。

 Windows 8でファイル共有をするには、「共有オプション」が有効になっている必要がある。そこで「ネットワークと共有センター」で、共有オプションが有効かどうかを確認する。

 「ネットワークと共有センター」を開くには、デスクトップ画面のタスクバーにあるネットワークアイコンを右クリック(長押し)して表示される「ネットワークと共有センターを開く」をクリック(タップ)する。表示された「ネットワークと共有センター」の左側にある「共有の詳細設定の変更」をクリック(タップ)し「共有の詳細設定」に切り替え、「プライベート」ダウンボタンをクリックして展開すると「ネットワーク探索」と「ファイルとプリンターの共有」の項目が現れる。それぞれの「ネットワーク探索を有効にする」と「ファイルとプリンターの共有を有効にする」が、オンになっていることを確認する。もしオフになっているようならクリック(タップ)して有効にし[変更の保存]ボタンをクリック(タップ)する(図1)。

図1●共有オプションを確認するには、タスクバーのネットワークアイコンを右クリック(長押し)して現れる「ネットワークと共有センターを開く」をクリック(タップ)し、現れた「ネットワークと共有センター」の「共有の詳細設定の変更」をクリック(タップ)する。「共有の詳細設定」に切り替わるので「ネットワーク接続」と「ファイルとプリンターの共有」の「ネットワーク探索を有効にする」と「ファイルとプリンターの共有を有効にする」がオンになっていることを確認する。
図1●共有オプションを確認する
共有オプションを確認するには、タスクバーのネットワークアイコンを右クリック(長押し)して現れる「ネットワークと共有センターを開く」をクリック(タップ)し、現れた「ネットワークと共有センター」の「共有の詳細設定の変更」をクリック(タップ)する。「共有の詳細設定」に切り替わるので「ネットワーク接続」と「ファイルとプリンターの共有」の「ネットワーク探索を有効にする」と「ファイルとプリンターの共有を有効にする」がオンになっていることを確認する。
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 また、「共有の詳細設定」の「すべてのネットワーク」ダウンボタンをクリック(タップ)して展開すると、パブリックフォルダの共有を有効にしたり、セキュリティ上の心配がなければパスワード保護共有を無効にすることもできる。

 パブリックフォルダを共有するには、「パブリック フォルダーの共有」にある「共有を有効にして、ネットワークアクセスがある場合はパブリック フォルダー内のファイルを読み書きできるようにする」をクリック(タップ)してオンにする。さらに、パスワードなしでファイル共有できるようにするには、「パスワード保護共有」の「パスワード保護共有を有効にする」クリック(タップ)してオンにする(図2)。

図2●パブリックフォルダーの共有を有効化するには、「共有の詳細設定」で、「すべてのネットワーク」ボタンをクリック(タップ)して展開し「パブリックフォルダの共有」にある「共有を有効にして、ネットワークアクセスがある場合はパブリックフォルダー内のファイルを読み書きできるようにする」をクリック(タッチ)してオンにする。パスワードなしでファイル共有するには「パスワード保護共有」の「パスワード保護共有を有効にする」クリック(タッチ)してオンにする。
図2●その他の共有オプションを設定する
パブリックフォルダーの共有を有効化するには、「共有の詳細設定」で、「すべてのネットワーク」ボタンをクリック(タップ)して展開し「パブリックフォルダの共有」にある「共有を有効にして、ネットワークアクセスがある場合はパブリックフォルダー内のファイルを読み書きできるようにする」をクリック(タップ)してオンにする。パスワードなしでファイル共有するには「パスワード保護共有」の「パスワード保護共有を有効にする」クリック(タップ)してオンにする。
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