前著「完全解説 共通番号制度」で日本のマイナンバー制度の改革を訴えた著者が、日本方式の内容と問題点を指摘し、その改革案を提示する。社会保障・税向けと身元証明向け、電子行政向けと、主に三つの役割を兼ねた日本のマイナンバーを、分野ごとに分離すべきと主張。具体的な制度案も示す。主張に賛同するかはさておき、共通番号制度の理解に役立つ本だ。

マイナンバー法のすべて


マイナンバー法のすべて
八木 晃二 著
東洋経済新報社発行
2100円(税込)