米グーグルは2013年4月10日、Google Playのユーザーインタフェース(UI)のリニューアルを実施。国内でも最近になって、Google Playがリニューアルされたという報告を多く見るようになってきた。

 そこで今回は、リニューアルしたGoogle PlayのUIについて、特にどのような点が変化しているのかを確認するとともに、アプリ開発者は今後、新しいGoogle Playに向けてどのような対応をするべきかを考察する。

シンプルでApp Storeに近くなったデザイン

写真1●リニューアルしたGoogle Play
写真1●リニューアルしたGoogle Play
アプリだけでなく、映画や書籍のマーケットのインタフェースも変化している。
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 グーグルがGoogle Playのリニューアルを実施すると公表したのは2013年4月10日。だが以前のリニューアルと同様、すべての端末のGoogle Playが一斉にリニューアルされるのではなく、北米のユーザーの端末から順にリニューアルを実施。5月に入り、国内でもようやくリニューアルが反映されたという声が聞かれるようになった(写真1)。

 なお、このリニューアルが実施されるのは、Android 2.2以上の端末になるとのこと。国内で投入されたモデルでは、一部を除き多くがAndroid 2.2以降に対応していることから、今後は新インタフェースが主流になっていくと考えられる。

 では一体、今回のリニューアルで、Google Playはどのような点が変わったのだろうか。1つはホームのデザイン。画像をタイル状に並べたモダンなスタイルから、アイコンを主体としたシンプルなスタイルへと変化。すっきりとした印象を与えるデザインとなっているのが分かる(写真2)。

写真2●以前のホーム
写真2●リニューアル後のホーム
写真2●以前のホーム(左)とリニューアル後のホーム(右)
画像バナー主体のデザインから、アイコン主体のシンプルなデザインへと変化した。
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 またおすすめアプリや特集アプリなども、画像を設置してワンクッション置くのではなく、直接対象のアプリアイコンをホームに設置する形に変化。用いられるアイコンのサイズも大きなものとなっており、App Storeに近い構成になったといえるだろう。