日本OSS推進フォーラムは2013年2月22日、明星大学で行われた「オープンソースカンファレンス2013 Tokyo/Spring」(関連記事:OSC 2013 Tokyo/Springレポート - オープンソースとオープンデータで新しい公共を - OSC.Government Spring)で「第8回 日本OSS貢献者賞」および「第8回 日本OSS奨励賞」の授賞式を開催した。

写真●第8回 日本OSS貢献者賞および日本OSS奨励賞の受賞者と実行委員、審査委員
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 日本OSS貢献者賞は、影響力のあるオープンソースソフトウエア(OSS)開発プロジェクトを創設・運営した開発者や、世界的なプロジェクトで活躍する開発者、OSSの普及に貢献した人物を表彰する賞。日本OSS奨励賞は、OSSの開発や普及に顕著な活躍をした若手などの個人やグループを表彰する賞である。

TOMOYO Linuxの半田氏、LibreOfficeの吉田氏らに貢献者賞

 半田哲夫氏は、Linux向け国産セキュリティ強化モジュール「TOMOYO Linux」のメイン開発者。開発とともに、Linuxへの標準採用に貢献した。

写真●TOMOYO Linuxのメイン開発者 半田哲夫氏
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 吉田浩平氏は「OpenOffice.org」および「LibreOffice」の表計算ソフト「Calc」のメイン開発者。オフィスファイル形式「ODF」の国際標準化にも参画した。現在は米国でSUSEの社員としてフルタイムでLibreOfficeの開発に従事している。

写真●OpenOffice.org/LibreOffice開発者の吉田浩平氏
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 授賞式には出席できなかったが、第8回 日本OSS貢献者賞は、MySQLの初期の日本語化パッチを作成し、「日本MySQLユーザ会」の代表も務めたとみたまさひろ氏と、Androidの開発に多大な貢献をした小林哲之氏にも贈られた。