Google 翻訳
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 海外に行って困ることといえば、やはり「言葉」ではないだろうか。日本人がよく訪れる観光地などでは日本語が通じる場合もあるが、そうでない場所で通じる言葉は現地の言語、よくても英語がほとんどだ。そのため言葉が読めず意味が分からない、話が通じず意思の疎通ができないなど、なにかと苦労することも多い。

 そんな時に役立つのが、日本語と外国語を翻訳してくれる、翻訳ツールだ。中でも機能が豊富で便利なのが「Google 翻訳」である。最大の特徴は、何と言っても対応する言語数が多いこと。日本語や英語、中国語といった言語だけでなく、タガログ語やタミル語、ウルドゥ語など、さまざまな国や地域の60以上の言語に対応している。日本人が主に渡航する国・地域の言葉は、ほぼサポートしているといって間違いないだろう。

 Google 翻訳の使い方は、翻訳する言語と翻訳したい言語をそれぞれ選び、翻訳したい言葉を入力するだけだ。後は自動的に翻訳して結果を表示してくれる。その結果は、単にテキストを表示するだけではないのが大きなポイントだ。

 翻訳したテキストをコピーしたり、共有したりできるのはもちろん、他の人に見せやすいような大きな文字でテキストを表示する機能や、実際の音声で翻訳したテキストを読み上げる機能なども用意されている。こうした機能を駆使すれば、言葉の通じない外国人とコミュニケーションする際、非常に役立つだろう。

手書き入力も用意されている
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 翻訳する文字を入力する方法も多彩だ。通常はキーボードで文字を入力する形となるが、時には日本語のキーボードから入力できない文字を翻訳しなければならない場合もある。そんなときのために、本体のマイクを使って音声で入力する方法や、手書きで文字を入力する方法、さらにはカメラで文字を撮影して読み取る方法なども用意されているのだ。

 そしてもう1つ、特徴となるのが、オフライン状態でも翻訳できる機能だ。Google 翻訳は通常、インターネットを経由して翻訳するためデータ通信が必須だ。だが海外では、環境によってデータ通信が利用できないケースもあるだろう。その際は、あらかじめ対応する言語の辞書をインストールしておくことで、オフライン状態でも翻訳ができるようになる。

 言葉が通じない海外での滞在は何かと不安がつきまとうが、その言語の問題を解消してくれるこのアプリがあれば、安心感も高まる。他のGoogleのアプリ同様、無料で配信されているのでぜひとも活用してみよう。

アプリ名 Google 翻訳
開発元 米Google
価格 無料
ダウンロード iOS QR
Android QR