2013年3月15日、待ちに待ったマイクロソフト純正タブレット「Surface RT」が発売された。アメリカなどでは既に発売済みで、これまでにも個人輸入で入手可能だったとはいえ、この日を境に日本マイクロソフトの保証付き「日本語版 Surface」が、どこでも買える環境が整ったことになる。
Surface RT、最大の特徴は脱着可能な極薄キーボードではあるが、タブレットなのだから全ての操作が「タッチ」でできないと意味がない。そこで今回のWindows 8道場では、Windows 8のタッチキーボードの操作方法について解説しようと思う。
タッチでサインインする
Windows 8では、電源投入時や操作をしないときにロック画面が表示されるようになっている。これは、タブレットを持ち歩く際に不用意に画面に触れて誤動作することを防ぐためだ。このロック画面をタッチで解除するには、指で画面を上にスライドする。すると、バックからサインイン画面が現れるので、パスワードを入力してサインインする(図1)。
タッチパネルを搭載したWindows 8では、サインイン画面が表示されると同時に「タッチキーボード」も現れる。もし表示されない場合でも、パスワードの入力フィールドをタップすれば現れるはずだ。
パスワードフィールドへの入力時に現れるタッチキーボードには、他の操作時には表示されない[操作表示オフ]ボタンがある。このボタンをオンにすると、タッチキーボードをタッチしてもキーの色が反転しなくなるため、どのキーをタッチしているのか判別しにくくなる。
このようにModern UIでの文字入力は、ほとんど場合、必要に応じて自動的にタッチキーボードが現れる設計になっている。仮に表示されなくても入力フィールドをタップするとタッチキーボードが現れる。
入力フィールドのないスタート画面などでも、画面の外右側からスワイプしてチャームバーを表示し「設定」をタップして「設定チャーム」に切り替えれば、[キーボード]ボタンが現れるので、タップして現れる「タッチキーボードと手書きパネル」をタップすれば、タッチキーボードを表示できる(図2)。
ただし、この[キーボード]ボタンが有効なのは、あくまでもタッチスクリーンが認識できているPCが前提で、タッチスクリーンを搭載していないPCでは無効になるので注意してほしい。