新入社員のみなさんに、ぜひトライしてもらいたいことがあります。それは、入社という人生の1つの節目に立った今のタイミングで、自分のこれまでの人生を振り返り、「棚卸し」をするのです。
本当は、学生時代に棚卸しできれば一番よかったのですが、今からでも全く遅くはありません。5月の連休など時間がある時に、よく考えてみてください。
私は米国のビジネススクールに倣い、自分自身についての「エッセイ」を書いてみることをお勧めします。私も米スタンフォード大学に留学する前、それこそ自分の人生を棚卸しして、エッセイを書きました。
おそらく、自分についてのエッセイを書いたことがある人は、ほとんどいないでしょう。でも、米国のビジネススクールに行くとなれば、必須です。行かない人にも、人生を見つめ直すいい機会になると思います。
人生の棚卸しのためのエッセイとは、こういうものです。ビジネススクールに提出するエッセイの王道スタイルを真似してみるとよいでしょう。
まず、自分の「目標」は何かを確認します。これがないと、始まりません。
スタンフォード大学に集まってくる人たちは、それこそ「起業する」から「大統領になる」まで、実に様々な、しかも明確な人生の目標を全員が持っています。新入社員のみなさんも、自分の人生の目標を、社会人1年目の早い段階で確認してみてください。