ITの発展が人の仕事を奪い始めたとの視点で、経済への影響やITと人との関わり方を説く。米国で失業率回復が遅れている一因に、小売業のセルフレジなどITによる省力化があると分析。車の自動運転や自動翻訳などITの進化で、さらに雇用が奪われる新しい社会問題を予測する。教育や人が優位を保てる分野に投資するなど、この問題の回避策も提案する。

情報システム管理の神髄


機械との競争
エリック・ブリニョルフソン/アンドリュー・マカフィー 著
村井 章子 訳
日経BP社発行
1680円(税込)