ユーザー数が全世界で1億を突破するなど、世界的に好調なコミュニケーションアプリの「LINE」(関連記事:無料通話アプリ「LINE」のユーザー数が1億人突破、開始19カ月で大台に)。最近ではLINE上で提供されるゲームサービス「LINE GAME」のゲームが、総数で1億件を突破するなど、関連アプリも好調だ。

 LINEはゲームだけでなく、他にも多くの関連アプリを配信しており、豊富なユーザー数をベースとして、アプリマーケット上で高い存在感を示している。では、LINE関連アプリの人気やユーザー課金にはどのような傾向が見られるのだろうか。確認してみよう。

アプリマーケットでも存在感を高めるLINE

 サービス開始後から順調にユーザーの獲得を進めてきたLINEは、2013年1月18日に全世界でのユーザー数が1億を突破。日本では新たなCM展開を始めるなど、さらなるユーザーの獲得に向けた施策を進めており、1億を超えた後も継続してユーザーの拡大を進めている。

 ユーザー数拡大の一方、LINEはプラットフォームとしての規模拡大も進めており、カメラアプリの「LINE camera」を皮切りとして、ツールやゲーム、教育など幅広い分野のアプリを、LINE経由で提供している(実際のアプリは各アプリマーケット経由での配信となる)。

 ユーザー数や人気のスタンプキャラクターなどを背景として、これら関連アプリの利用も好調に推移している。一例として、執筆時点におけるGoogle Playの「人気(無料)」のランキングを表1に示した。トップ10のうち8つのアプリを、LINE本体をはじめとしたLINE関連アプリが占めている。特に日本においては、アプリマーケットに対してLINEが非常に大きな影響をもたらす存在になっていることが分かる。

表1●Google Playの「人気(無料)」トップ10(2013年3月14日時点)。オレンジ色がLINE関連アプリとなる
順位 アプリ名
1 LINE(ライン) - 無料通話・メールアプリ
2 LINE ウィンドランナー
3 LINE まちがい探し
4 LINE ドラゴンフライト
5 LINE バブル
6 パズル&ドラゴンズ
7 LINE camera
8 LINE POP
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