誕生から20周年を迎えたRuby。Webアプリから組み込みシステムまで、着実に活 躍の場を広げている。Rubyを支えている開発とコミュニティの中心メンバーに、 Rubyの“20年”と“現在”、“未来”を聞いた。
20歳になったRubyを支える人々
目次
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[Ruby/Railsコミッタ 松田明氏]海外コミュニティとの橋渡しに
日本人で唯一、Ruby on RailsとRubyの両方のコミッターを務める松田明氏。東京のRubyコミュニティasakusa.rbの主催者でもある。RubyとRailsコミュニティだけでなく、日本と海外のコミュニティの橋渡しとして活躍している。松田氏に活動の内容や思いを聞いた。
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[Rubyコミッタ 中田伸悦氏]まつもと氏をしのぐ改良件数1位の原動力は、バグを直す達成感
Rubyに最も多くの件数、改良を提供しているのは、まつもとゆきひろ氏ではない。1位は中田伸悦氏、2位は田中哲氏だ。中田氏は累積の改良件数が7500件以上と、まつもと氏の3倍を超える突出した貢献だ。その原動力は「バグを直した時の達成感」と中田氏は語る。
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[日本Rubyの会 理事 角谷信太郎氏]楽しいと思えることを仕事にできた
日本Rubyの会 理事でRuby会議 運営委員長などを務める角谷信太郎氏。勤務先である永和システムマネジメントでも、Ruby事業を提案し実現させてきた。「Rubyの仕事は楽しい、楽しいと思えることを仕事としてできる」と語る。
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[Rubyコミッタ 笹田耕一氏]東大教員を辞しRuby開発に専念
Rubyのエンジン部分であるVM(仮想マシン)「YARV(ヤルフ)」を開発した笹田耕一氏。笹田氏はRubyの開発に専念するため、大学教員の職を辞した。現在はRuby PaaSベンダーHerokuに所属し、フルタイムでRubyを開発している。笹田氏に、Rubyの高速化への取り組みなどについて聞いた。
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[日本Rubyの会 会長 高橋征義氏]世界に地域に、コミュニティは広がっている
開発と並行して、イベントやWebマガジン「るびま」などでRubyの普及を支えてきたのが日本Rubyの会だ。大きなイベントは1000人が参加し、海外からも多くのRubyistたちが訪れる。Webマガジン「るびま」は2004年から始まり40号を数えた。高橋氏に日本Rubyの会の活動やコミュニティの現状…
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20歳になったRubyを支える人々
誕生から20周年を迎えたRuby。Webアプリから組み込みシステムまで、着実に活 躍の場を広げている。Rubyを支えている開発とコミュニティの中心メンバーに、 Rubyの“20年”と“現在”、“未来”を聞いた。
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[まつもとゆきひろ氏]Ruby2.0は「90点」、合格点を上げられる
まつもとゆきひろ氏が開発したプログラミング言語「Ruby」は2013年2月24日、開発から20周年のタイミングに合わせて、バージョン2.0がリリースされた。Ruby2.0の実現までこぎ着けた、これまでの取り組みと、今後の期待について聞いた。
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