革新的経営問答
目次
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花王CIO、働き方改革はまずアナログから
「数字で物事を見ていくことが昔から得意です」
花王がAIに取り組む研究所を設立したのは1980年代にまでさかのぼる。業務を最適化する仮説を立て、モデルをつくり、データに基づいて検証する姿勢は花王の文化になっている。そうした企業分野や人材について聞いた。
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花王では最新技術を「きれいにする」ために使う
「自動化できる仕事はまだまだある」
業務とシステムの標準化の取り組みを15年継続。コスト削減の活動「TCR」を30年継続。IT(情報技術)の先進企業として採り上げられることが多い花王だが、地味な取り組みを粘り強く続ける姿勢がある。業務改善の取り組みについて聞いた。
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こうしてグローバル企業・西友のCIOになった
「オープンなコミュニケーションスタイルを心がけました」
米ウォルマート・ストアーズ傘下の西友でCIOを務める平林浩美執行役員。「オープンなコミュニケーションスタイルを心がけた」という平林氏に、ガートナー ジャパンの日高信彦社長がこれまでのキャリアについて尋ねた。
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西友とウォルマートが“融和”できた理由
「お客様に喜んでいただきたいという思いは同じ」
2002年春、米ウォルマート・ストアーズと西友の業務提携が決まり、2002年秋から、ウォルマートの幹部が多数、西友へやって来た。米国のやり方と日本のやり方が異なる中で、両者はどう連携していったのか。
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西友から見たウォルマートの強みは一貫性
「仕組みを知って『すごいなあ』と思いました」
ウォルマートはIT利用の先進企業として知られている。日本では子会社の西友を通じてビジネスをしている。西友の情報システム責任者である平林浩美執行役員SVPに、IT利用や日米間の協業について尋ねた。
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「これ以上ひどくなることはない」と言ったゴーンCEO
日産自動車 「ITの現場は台所みたいなものです」
日産自動車CIOの行徳セルソ常務執行役員に、ガートナー ジャパンの日高信彦社長が同社のIT改革について尋ねる、その後編。改革の柱やルノーとのコラボレーションなどについて詳細が明らかになる。
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電気自動車、北海道よりノルウェーの方が“高燃費”
日産自動車 「日本の優れた技術をもっとアピールしよう」
無人運転や電気自動車からカスタマイズ生産まで、車のイノベーションが進んでいる。自動車をとりまく大量のデータをどう分析していくか。日産自動車CIOの行徳セルソ常務執行役員に、ガートナー ジャパンの日高信彦社長が尋ねた。
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旭硝子CIO「部下から『やりましょう』と言われて感激」
自分の行動特性は異動先に全く合いません
「この組織の風土を変え、存在価値をもっと上げよう」。旭硝子の情報システム責任者・神庭基氏が最初に決めた方針だ。ITの仕事をした経験がなかった神庭氏の取り組みについて、ガートナー ジャパンの日高信彦社長が尋ねた
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旭硝子「製造業のシステムはアマゾンで動かせます」
トップには説明しましたが、説得はしていません
旭硝子は長年使ってきた基幹の業務システムを作り直し、アマゾン・ドット・コムのクラウドサービスの上で動かそうとしている。思い切った取り組みを決断した狙いや背景、決断に至るまでの物語は何であったか。
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武田薬品CEOが依頼、「デジタル戦略を90日で作って」
患者さんにフォーカスするデジタル戦略を
「クリストフ・ウェバーCEOにデジタル戦略を90日で持ってきてと言われた」と武田薬品工業のオリビエ・グアンCIOは語る。前回に続いて同社のデジタルビジネス戦略をガートナー ジャパンの日高信彦社長が尋ねた。
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武田薬品工業CIO、「ビジネス無くしてIT無し」
ビジネスエグゼクティブの参加が何よりも大事
武田薬品工業は、IS/ITの改革を進めている。「ビジネスの視点無くしてIT環境の変革を成功させることはできません」と語るオリビエ・グアンCIOに、ガートナー ジャパンの日高信彦社長が尋ねた。
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「間違いなくエンジンはかかった」
内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室 「60点主義を続けます」
内閣官房の初代政府CIO、遠藤紘一氏は「自分のエンジンを持ってほしい」と霞が関の府省庁に向かって2年間言い続けてきた。各省庁の担当者、CIO、CIO補佐官、民間の支援者といった関係者はどう変わってきたか。
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「わからないからわかるようにしてくれ」
内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室 「ひたすら話を聞き、質問を繰り返しました」
「政府CIO(最高情報責任者)」という日本史上初めてのポストに遠藤紘一氏が就いてから2年が経つ。日高信彦・ガートナー ジャパン社長が霞が関の情報システムを巡る改革について遠藤氏に聞いた。
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通訳は入れない、紙を読んでもいいから全員英語で説明を
資生堂 「部下には『能動的に前へ出ろ』と伝えています」
グローバルビジネスを展開する日本企業は各国の事業部門はもちろん、IT(情報技術)部門においても横の連携を図らなければならない。資生堂はこの4月、ヨーロッパとアメリカのIT部門の幹部を日本に呼び、ITリーダークラスが一堂に会する会議を初めて開催した。亀山満情報企画部長兼資生堂情報ネットワーク社長は日…
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入社30年目に「これから先どうしようか」と思って転職しました
資生堂 「友達の友達は友達という作戦で人脈を拡大中です」
資生堂でIT(情報技術)を担当する亀山満情報企画部長兼資生堂情報ネットワーク社長は2年前、31年間勤めた日産自動車から資生堂に転職した。勤続30年目に亀山氏は「これから先どうしようか」とふと思った。新しい場所でチャレンジすれば、後10年は心も体も元気で働ける。上司に相談すると「30年間やってきた…
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“美のコンサルタント”1万人がiPadを持った
資生堂 「『えっ』という体験が何回もありました」
化粧品売場で接客を担当する「ビューティーコンサルタント」1万1000人に、iPadを提供し、メーキャップのシミュレーション、商品説明や業務連絡に使う。この「ビューティー・タブレット」プロジェクトを資生堂が始めてからほぼ1年が経過した。パソコンを使ったことがないビューティーコンサルタントも少なくな…
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もっとエンジニアにリスペクトを!
マネックス証券「日本はエンジニアが足りない国です」
「日本はエンジニアリングの国なのにエンジニアが足りない。もっともっと、リスペクト・フォー・エンジニアというものがあってほしい」。マネックス証券のピーテル・フランケン氏はこう語る。
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「インソーシング」に切り替える訳
マネックス証券「この時代にアウトソーシングは無理です」
必要なシステムを自分たちで作る。マネックス証券は2年前から「インソーシング」の方針を打ち出し、30人前後だったIT(情報技術)の要員を2年間で10倍に拡大した。なぜインソーシングなのか。
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「うまくいかないので我々のやり方を変えました」
全日本空輸 インドでソフトを開発して分かったコツ
世界で初めてUNIXサーバー上で基幹システムを稼動、インドのIT会社にシステム開発を委託など、ANAは挑戦を続けている。幸重業務プロセス改革室長は「新しい取り組みにはどうしてもトラブルがついてまわる」と語る。
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客室乗務員全員にiPadを配ったわけ
全日本空輸「『本当にITでやる話なの?』と問いかけたい」
航空業界の競争激化は際立っている。ライバル他社と差異化し、生き残るためにITをどう使いこなすべきか。全日本空輸の幸重孝典上席執行役員業務プロセス改革室長とガートナー ジャパンの日高信彦代表取締役社長が語り合った。
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