東日本大震災から間もなく2年を迎えようとしている。まだまだ復興は道半ばではあるものの、被災地の自立を目指した取り組みがICTを活用し行われている。
復興だけではない。震災の際に何が起こったのか。記録されたビッグデータを用いて検証しようとする試み。震災の記録を、次世代へ伝えるために撮影しアーカイブする動き。そして再び大きな災害が訪れた時のための備え。これらすべてにICTが貢献している。
ICTを活用した復興への取り組み
- 南相馬チャンネル初のCSR広告スポンサー、北陸銀行が広告番組
- 被災地大槌町の未経験者がiPadアプリを制作・公開、関西大学などが研修支援
- 日本IBMが2013年2月に石巻事業所新設、社員常駐で復興事業を本格化
- 楽天、太陽光発電の普及に向けて福島県で新たなビジネスモデルを実証
- 携帯回線で血圧データを自動収集し被災者の健康管理に活用、クアルコムなどが支援
- 「創造的復興へ」、東北3県を舞台にしたIT活用コンテスト開催
- 旅をテーマに復興目指すアプリコンテスト「AppCon EAST Japan」、仙台で決勝開催
- ICT ERA + ABC 2012 東北 レポート - 「ICTで復興を加速し未来を作ろう」、日本Androidの会が仙台で大規模イベント
- OSS推進フォーラムが復興支援にLibreOfffice収録CD/DVD無償配布、Facebookでサポートも
- NewsLabおおつちが「大槌みらい新聞」創刊、ソーシャルと紙で被災地の情報を発信
「震災の時に何か起きたか」を検証する
- 大震災で明らかになった自治体ICTの課題と教訓[前編]
- 大震災で明らかになった自治体ICTの課題と教訓[後編]
- 「被災者・復興支援サイトの過半が震災後1週間以内に開設」、調査報告書をIPAが公開
- グーグルとTwitter、「東日本大震災ビッグデータ」を活用するためのワークショップを開催
- OSC2012.Government Tokyo/Fall レポート - コスト削減、産業振興、復興に自治体がOSS活用