今回もAzure向けの新ツールが公開されています。ASP.NETでAzure認証が利用できる「ASP.NET and Web Tools」が正式公開されたほか、Azure PowerShellもPowerShell 3.0ベースにアップデートされています。また、SDK(ソフトウエア開発キット)やGuest OSについても最新版が公開されました。

ASP.NET and Web Tools 2012.2とSDK 1.8.1を公開

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 2013年2月18日、これまでRC(Release Candidate:製品候補)版が公開されていた「ASP.NET and Web Tools 2012.2」が正式リリースとなりました。Windows Azure関連では、Windows Azure認証がASP.NET MVC、Webページ、Webフォームで利用できるようになっています。

 Office365 アカウントやWindows Azure Active Directoryに登録されているカスタムドメイン、Windows Azure Active Directoryと同期されているオンプレミスのActive Directoryのアカウントでこの認証機能を利用できます。このASP.NET and Web Tools 2012.2はリリースが予定されているVisual Studio 2012 Update 2に含まれます。

 ASP.NET and Web Tools 2012.2のリリースに合わせて、Visual StudioにWebコーディングツールとしての機能を強化するWeb Essentials 2012(拡張機能)の最新版が利用可能となっています。HTML/CSS/JavaScript/TypeScript/CoffeeScript/LESS などをサポートしており、各種ブラウザでのデバックといった機能も備えています。

 なお、Windows Azure SDK for .NETも更新されており、最新版が2013年2月版(v1.8.1)になります。WebPI経由でASP.NET and Web Tools 2012.2と一緒にインストールされます。)

●関連情報
Announcing release of ASP.NET and Web Tools 2012.2 Update](Scott Guthrieのブログ)
ASP.NET and Web Tools 2012.2 Release Notes
Web Essentials 2012](詳細