2011年7月1日にサービスを開始した、NTTコミュニケーションズの「050 plus」。スマートフォンに050で始まる第2の電話番号を割り当て、家庭向けのIP電話とほぼ同じ通信料金で、固定電話や携帯電話と通話できるIP電話サービスだ。筆者はサービス開始直後から仕事や自宅との連絡用に利用してきた。
当初はiPhoneのみだった対応端末も、2011年9月にAndroid版アプリがリリースされ、iOS版アプリもiPadやiPod touchから使用可能にアップデート。さらにパソコン版のアプリも登場するなど対応端末は充実した。
アプリ自体もアップデートを繰り返して、大きく進化している。特に目を見張るのは、“バッテリーの消費量”だ。以前の050 plusは、アプリを起動してバックグラウンドで動作(常駐)させているだけで、バッテリーがみるみる減っていった。しかし、050番号で電話を受けるには、アプリを常駐しておく必要があり、利用者には悩みの種だったのだ。
この弱点ともいえたバッテリー問題が、2012年8月に公開されたiOS用アプリのメジャーバージョンアップ(v3.x.x)によって大きく改善した。どの程度、バッテリー消費量が伸びたのか。050 plusを再検証してみたい。