ミャンマー最大の都市ヤンゴンから北に300キロメートル離れた首都ネピドー。周囲には建物一つ見当たらず、片側4車線の道路には自動車の姿がほとんどない。閑散とした中を1台のバスが行く。車内には日本のビジネスパーソンたち。
NTTコミュニケーションズ、NEC、東芝、NTTデータ、住友商事---。総務省で国内ICT産業の国際展開を推進する情報通信国際戦略局が主催した「ミャンマーICT官民ミッション(訪問団)」の参加者だ。
総務省とICT企業など25社・団体からなる訪問団は2013年1月22日から23日にかけてミャンマーを訪れ、政府要人などと会談し、日本企業が手掛けるICTインフラとICTソリューションを直接アピールした(写真1、写真2)。
訪問団には総務省の柴山昌彦副大臣も参加、日の丸ICTの“営業本部長”として「日本企業は付加価値の高いICT関連サービスを提供する力がある。ミャンマーの発展に必ず貢献できる」と訴えた(写真3)。