企業向けタブレット端末選びでは、メーカーなどが提供するサポートサービスについても内容を押さえておきたい。端末の大量導入を検討するなら、初期設定作業などを請け負うキッティングサービスの利用が有効だ。製品の保守・保証期間も製品によって違う。

 米アップルが企業向けサポートに本腰を入れたことが、最近の注目点だ。アップルは2012年夏から、iPhone/iPadの企業導入支援を含む1年間のサポートサービス「AppleCare Professional Support」を米国で開始した。電話やWeb、メールによる受付窓口を用意し、iOS端末を企業ネットワークに接続する際やディレクトリサービスと統合する際のトラブルシューティングなどを行う。年額費用に応じて3段階のグレードがある。約70の企業・団体が参加する「iOSコンソーシアム」によれば、アップルは今後日本での販売活動も始める。ただし対応言語は英語に限られる。