平成24年度秋期の応用情報技術者試験の出題傾向を見て行きます。
問題の難易度は、午前はやや難しく、午後は標準的なものでした。過去に出題されていないテーマや用語の出題もあり、広範囲な知識を求められます。
試験の出題範囲や試験時間、合格基準、実際の過去問題などは情報処理推進機構のサイトをご覧ください
■平成24年度秋期試験 統計情報・得点分布
平成24年度秋期試験の統計情報は次の通りです。
得点分布は次のようになっていました。
赤線が60点以上の合格ラインです。全受験者の39%が午前試験を突破して午後に進み、その中の52%が午後試験も突破して合格を勝ち取っています。
毎回分析を行っていますが、午前の方が合格率が低いことはあまりありません。特に午前の合格率が40%を下回ったのは、新制度になってから初めてです。今回の試験は午前の難易度が高かったことがうかがえます。
午前・午後どちらかに特化するのではなく、両方の学習が必要といえるでしょう。また午前試験の得点分布をみると、50~59点の山が一番高く、合格まであと一歩、おそらくあと1問か2問の正解で合格ラインに達した人が多いことが分かります。もうひと踏ん張り、と考えましょう。