調査会社のBCNは2013年1月16日、2012年のデジタル家電の販売状況を発表した。秋に登場したエイスーステック・コンピューターの「Nexus 7」をはじめとする7型タブレットが人気を獲得して急拡大する反面、アップルの「iPad」が絶対的なシェアを誇っていた10型クラスのタブレットが一気に縮小していることが分かった。
パソコンは、Windows 8モデルへの移行がようやく進み始める
BCNの道越一郎氏は、2012年のデジタル製品の販売は全体に低調だったものの、夏以降にやや回復の兆しが見え始め、政権交代に沸いた2012年12月はその傾向が顕著になったという。だが「本格的な回復はもう少し先」とみる。
2012年秋に新OS「Windows 8」がリリースされて盛り上がるかと思われたパソコンだが、Windows 8モデルが登場しても売れ行きはしばらく低調に推移した。2012年12月末になって売れ行きがようやく上向いたものの、爆発的なWindows 8ブームは不発に終わったといえる。