2013年1月8日~11日に開催された「2013 International CES」のソニーブース内に出展された、サードパーティのユニークなアプリを紹介する。これらのアプリは、ITproが主催、ソニーが協賛しているコンテスト「Multi-Screen UX Competition 2013」の先行応募からの選抜作品だ(写真1)。前回の記事に続き、本記事では、出展アプリのうち「Toneconnect」「Toon Goggles」「wePoker」をそれぞれ取り上げる。
写真1●ソニーブース内に設けられた、サードパーティ開発アプリコーナーの全景
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音で各種情報を共有する「Toneconnect」

 Toneconnectは、複数のユーザーが音を使って情報を共有できるアプリである(写真2)。発信側からトーン信号を送り、受信側はスマートフォンやタブレットのマイクで信号を受け取った後、サーバーに問い合わせて目的のURLなどを受け取ることで実現する。
写真2●Toneconnect CEOの加畑健志氏(左)。ブースには、同社CMOでもある、ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記氏も駆け付けた(右)
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 そもそも同アプリは、大震災の後、スマートフォン同士で簡単に情報を共有できる手段として開発された(関連記事)。避難所での一斉情報配信や放送を通じたホームページの共有時などに威力を発揮する。このほか、ビジネス用途やイベント会場などでも応用が可能だ。

 今回の出展では、テレビやラジオ放送を通じたホームページの共有とクーポンの配信、ユーザー間での動画情報の共有などを見せ、多くの来場者の関心を集めていた。