Windows 8のModern UI用アプリは、基本的にWindowsストアアプリから入手する。このWindowsストアで入手できるアプリはMicrosoftの審査を経たものなので、まあ、安心して使用できると考えていい。ただ、Windowsストアで入手できるアプリすべてがModern UI用のアプリとは限らない。
たとえば、Googleのブラウザ「Chrome」をWindowsストアで検索するとヒットする。だが、デスクトップアプリであると記載されていて、インストールしようとすると「アプリを発行者から入手してください」となっていて、Googleのダウンロードサイトへ誘導される(写真1)。
デスクトップのChromeでは「なんちゃってModern」が可能
このChromeだが、デスクトップアプリといいながら、「Windows 8モード」というのが用意されていて、まるで新しいModern UIのような没入型のフルスクリーンで実行される(写真2)。だが、実際には「なんちゃってModern」だ。しかも、このモードを使うには、Chromeをデフォルトブラウザにする必要がある。
ブラウザをフルスクリーンで使うのは、普通にブラウズしているようなときにはいいのだが、情報源として参照しながら書類を書くといった作業をするときには不便だ。そのために、なんちゃってModernのChromeには、「デスクトップでChromeを再起動」という機能が用意されている。実にややこしい。
ストアアプリの充実がまだまだの現時点では、HTML5で書かれたWebアプリを、その代用として使うしかない。だからこそ、ブラウザの役割は重要だ。