「ASP.NET Fall 2012 Update(Build Prerelease)」が「ASP.NET and Web Tools 2012.2 Update」にアップデートされRC(Release Candidate:リリース候補)版として公開されました。今回のアップデートで、FacebookアプリやSingle Page Applicationのテンプレートなどが追加されると同時に、Web API機能の強化やASP.NET SignalRによるリアルタイム通信もサポートされています。また、年末に開催されたコミケWebカタログのプラットフォームとしてAzureが採用されました。

ASP.NET and Web Toolsのアップデート版をRCとして公開

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 2012年12月14日、BUILD 2012で発表されたツールキット「ASP.NET Fall 2012 Update(Build Prerelease)」がアップデートされ、「ASP.NET and Web Tools 2012.2 Update」という名称でRC版として公開されています。このツールキットは、Visual Studio 2012およびVisual Studio Express 2012 for WebでASP.NETランタイムの更新や拡張機能を追加できるパッケージとして提供されています。

 今回のアップデートで、Facebookアプリケーションのテンプレートやライブラリ、Knockout.jsやASP.NET Web APIのSingle Page ApplicationテンプレートなどがASP.NET MVCに追加され、アプリケーションを作成できるようになります。もちろんこれらのアプリケーションをWindows Azure Webサイトに発行して利用することも可能です。

 ほかにも、OData/Tracing/Help PageなどASP.NET Web API機能の強化やASP.NET SignalRによるリアルタイム通信のサポートなども含まれています。また、ASP.NET Friendly URLと呼ばれる“.aspx”を除いたシンプルなURLによるアクセス、各種デバイス・モバイル向けのビューを設定することもできる機能なども追加されています。

●関連情報
Announcing the ASP.NET and Web Tools 2012.2 Release Candidate](Scott Guthrieのブログ)
ASP.NET and Web Tools 2012.2
ASP.NET and Web Tools 2012.2 Release Notes