デル 郡 信一郎 代表取締役社長

 2013年、当社は米デルの日本法人として営業を開始してから20周年を迎える。これまで、基幹システムやクラウドの導入支援から、PCやモバイル端末まで企業活動に欠かすことのできないITソリューションを日本の顧客に提供してきた。

 2012年より、弊社では“ソリューション・プロバイダー”への変革を推進しており、サービス、クラウド・データセンター、チャネルビジネス、テクニカルサポートの4分野において強化策を実施してきた。企業から官公庁、大学、病院などまで幅広い顧客の業務改善および戦略的IT投資の推進を支援している。

 こうした実績を踏まえ、今年「デルは様々なITにおける課題や機会を直線的に解決できるパートナーになる」ことをミッションに掲げ、エンドツーエンドソリューション・プロバイダーを目指した取り組みに尽力していく。当社が今までグローバル市場で培ってきた豊富な経験・ノウハウに加え昨年買収した合計8社のテクノロジーを積極的に活用し、ビッグデータ時代に向けた新たなストレージ技術やプライベート/パブリッククラウドの構築からサービス提供、セキュリティポータルの提供などに注力する。

 新たな事業の柱として成長を見込んでいるのが、当社独自のストレージ技術「Fluid Dataアーキテクチャ」だ。適切なデータを適切なストレージに適正コストで保管することを可能にするもので、ビッグデータを分析し、企業活動の知見を抽出するためにも不可欠な技術である。