スマートフォン、タブレット、テレビといったマルチスクリーンを生かしたアプリのアイデアを考えるイベント「デザイナーズハック 005 SENDAI for Multi-Screen UX Competition」が2012年12月1日、仙台の電通東日本 仙台支社で開催された。参加者がそれぞれのスマホでプレイでき、タブレットやテレビで全員が一度に見ることができるパーティゲームなど、新しいユーザー体験(UX)を狙ったユニークなアプリのアイデアが多数考案された。

写真●考案されたアイデアのプレゼンテーションの一部

デザイナー中心の開発イベント、大阪に続いての開催

 イベントを主催したのは関西のデザイナーのコミュニティである「デザイナーズハック」。「エンジニアが開催することが多いハッカソン。この楽しいイベントを、デザイナーもやってみたい」、そんな思いから、デザイナーの秋葉ちひろ氏が始めたコミュニティ活動だ。

 今回のデザイナーズハックは、マルチスクリーンアプリとアイデアのコンテストである「Multi-Screen UX Competition 2013」(主催:日経BP ITpro、協賛:ソニー)への応募を目指したアイデアソン(アイデアを考案するイベント)。大阪で行われた「デザイナーズハック 003 OSAKA for Multi-Screen UX Competition」(関連記事)に続いてのコラボ企画だ。今回の会場は、電通東日本 仙台支社が提供した。

写真●デザイナーズハックの秋葉ちひろ氏

 会場には、発想のヒントとなるよう、またアイデアのデモができるよう、Xperiaスマートフォン、Xperiaタブレット、パソコンVAIO、テレビのBRAVIAが展示された。

写真●マルチスクリーンのデバイス群
会場にはXperiaスマートフォン、ソニータブレット、パソコンVAIO、テレビのBRAVIAが用意された
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 参加者は仙台のデザイナーやプランナー、エンジニアなど約40人。チームに分かれ、マルチスクリーンを生かしたアプリのアイデアを出し合い、ディスカッションしてブラッシュアップ。プレゼンにまとめていった。

写真●チームに分かれアイデアのディスカッション
写真●固まったアイデアからプロトタイプ制作、プレゼン作成
3DCGを作成するチームや、動画を撮影するチームも

 夕方になり、プレゼンタイムが到来。朝から1日かけた創造の成果をチームごとに発表した。