第17回 顧客満足度調査は順位が激変し、13部門で首位が交代した。なかでも6部門で首位を獲得した富士通の躍進ぶりが目立つ。

 1位企業の取り組みから見えてくるのは、顧客との距離を縮め「共に」歩む、新技術を駆使して「未来へ」のビジョンを示す、という両極端ともいえる二つの側面だ。自社のニーズにかなう製品・サービスを提供するパートナーを選ぶために、ぜひ本特集を役立ててほしい。まずは顧客満足度調査の結果概要を見てみよう。

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 ユーザー企業に対して製品・サービスの満足度を尋ねる顧客満足度調査は、2012年で第17回を迎える。今回の結果は「順位激変」と呼ぶのがふさわしい。

 前回(第16回)と比較できる22部門のなかで、首位が同じだったのは「システム開発関連サービス(情報サービス会社)」など10部門。残る12部門は首位が交代した。今回から2部門に分かれた「統合運用管理ツール」でも、前回首位だったNECが今回トップを取れなかったため、13部門で首位が交代したとみなせる。