デスクトップパソコンでも4つの項目について満足度を聞いた。総合満足度でトップの東芝が3項目で1位となり、製品力の強さを見せた。
性能・機能で1位が東芝、2位にマウスコンピューター、3位にNECと並んだ(図1)。
東芝は、画面の表示品質や音響などAV機能の強さで高い評価を得た。左のグラフには表示していないが、アンケートではディスプレイの画質などパソコンを構成する各種機能の満足度も聞いている。東芝は「ディスプレイの表示品質」の満足度が7.11、「テレビ映像の画質」が6.71、「スピーカーの音質」が5.40で、いずれも全メーカーの中で1位だった。
2位のマウスコンピューターは、「全体的に処理速度が速いので、サクサク動作する」(50代男性)といった声が多く、低コストで高スペックの製品を入手できたことが満足度の高さにつながっているようだ。
操作性・使い勝手も東芝の評価が高かった(図2)。同社のデスクトップ機は液晶一体型のみであることから、「本体のサイズ」に対する満足度が6.14と最も高かった。2位はNECで3位はエプソンダイレクト。いずれもUSB端子や電源などスイッチの配置に対する評価が高い。
デザインでも東芝が1位となった(図3)。薄型の液晶テレビのような外観デザインが評価されている。2位は僅差でソニー。「デザインが良いので、パソコン周りがすっきりした。このデザインならリビングに置いても違和感がない」(40代女性)とデザインで購入する機種を選んだというコメントが見られる。
コストパフォーマンスではレノボ・ジャパンがトップ(図4)。「10万円以下でこれだけ性能の良いパソコンが入手できるとは思わなかった」(50代男性)など、満足の声は多い。2位はマウスコンピューター。「性能が良く、国内で組み立てている割に値段が安いこと」(40代男性)という点を高評価の理由として挙げる人もいる。東芝は5位となり国内大手メーカーの中では上位だった。