信頼できる情報のみを自前のシステムで管理・活用する--。このような従来型の防災システムが劇的に変化しつつある。東日本大震災を機に「肝心なときに役立たない」という問題点が露呈したからだ。新たな防災システムのキーワードは「しなやかさ」。クラウドやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、スマートフォンなどを駆使して、想定外に耐えるしなやかなシステムを実現する。動き出した自治体や政府機関の取り組みを追う。

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