スマートフォン、タブレット、テレビといったマルチスクリーンを生かしたアプリを作るイベント「デザイナーズハック 003 OSAKA for Multi-Screen UX Competition」が2012年10月27日と28日の2日間、マルチメディアスクールWAVE 大阪校で開催された。旅の思い出アプリや家族で遊べるゲーム、絵本作成アプリや画像を使った認証ツールなど、新しいユーザー体験(UX)を感じさせるたくさんのアプリが、たった2日間という短期間で開発された。

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写真●ハッカソンで開発されたアプリ

デザイナーのコミュニティ「デザイナーズハック」

 イベントを主催したのは関西のデザイナーのコミュニティである「デザイナーズハック」。マルチスクリーンアプリとアイデアのコンテストである「Multi-Screen UX Competition 2013」(主催:日経BP ITpro、協賛:ソニー)への応募を目指したアイデアソン(アイデアを考案するイベント)+ハッカソン(開発イベント)だ。会場は、マルチメディアスクールWAVE 大阪校が提供した。

 「デザイナーズハック」は、エンジニアが開催することが多いハッカソンを、デザイナーが中心になって開発しているコミュニティだ。デザイナーもハッカソンという楽しい時間を味わいたい、そんな思いから活動を始めたという。

写真●デザイナーズハックの秋葉ちひろ氏
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 エンジニアとデザイナーの緊密な協力があってこそ素晴らしいUXが生まれる、そんな思いから、今回のイベントにはデザイナーとエンジニアが参加。チームとして力を合わせてアプリを作り上げた。

 マルチスクリーンのアプリを実際に検証できるように、会場にはXperiaスマートフォン、ソニータブレット、パソコンVAIO、テレビのBRAVIAが実際に用意された。

写真●マルチスクリーンのデバイス群
会場にはXperiaスマートフォン、ソニータブレット、パソコンVAIO、テレビのBRAVIAが用意された
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 集まった参加者は4つのチームに分かれ、マルチスクリーンを生かしたアプリのアイデアをディスカッション。その結果、チームAはは画像を使った認証ツール、チームBは家族で遊べるゲーム、チームCは絵本作成アプリ、チームDは旅アプリを開発することを決定。

 1日目の午後からは開発とデザイン作業に入った。1日目の最後に中間発表を行い、翌日も朝から黙々と開発。夕方まで黙々と開発し、2日目の夕方、作品の発表を行った。

写真●開発中の模様