会計や販売管理、生産管理などビジネスの根幹を支える企業の基幹系システム。現在、ERP(統合基幹業務)やSCM(サプライチェーン管理)のシステムを全社に導入し終わり、一応の区切りを付けた企業が少なくない。だが、目標とする「ヒト・モノ・カネの全体最適」にはまだ遠い。最たる例がヒトだ。みずほフィナンシャルグループや資生堂、伊藤忠商事など、「タレントマネジメント(才能管理)」というキーワードのもと、人材配置の最適化に取り組む企業が登場している。

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